TOP > 竹井英文さんの新著 『戦国の城の一生 つくる・壊す・蘇る』
 ← 企画展『小野崎一族と薩都神社』 | TOP | 2018年夏の城巡り

リストマーク 竹井英文さんの新著 『戦国の城の一生 つくる・壊す・蘇る』 

2018年09月29日 ()
1809191.jpg『戦国の城の一生 つくる・壊す・蘇る』 竹井英文著
            吉川弘文館 1700円 2018年

 城がいつ誰によって作られたのかというエピソードや華々しく戦った時代についてはこれまでも語られる機会が多かったが、放棄されたり破却されて使われなくなった城や、さらにその後に取り立てられ再利用される城といった、一つの城の一生を辿ることは余程有名な城でなければなかなか難しいことだと感じる。現在私たちの眼の前にある城郭遺構も、築城され、利用され、破却され、廃城となり、古城として記憶の中に残り、再度取り立てられ、再度利用され、再度破却され、再度廃城となり、再度古城として記憶の中に残り、あるいはそれすらも記憶の中から忘れ去られ、、、。そうした城の一生のイメージを頭に置くことで、城として機能していないために記録や文書も残りにくい時期などについても想像力を駆使できる余地が生まれてくるのではないだろうか。本書を読んで、地元に残る、「臼田文書」の江戸崎城開城の一節も現実の光景として蘇ってくるように感じられた。
 文献史学の専門家らしく、さまざまな文書や記録を証拠として揚げながら、並行して現場を踏査される竹井さんらしい、リアリティのあるとても軽快で読みやすい内容の本になっている。
[2018.09.29(Sat) 20:15] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0)
↑TOPへ


 ← 企画展『小野崎一族と薩都神社』 | TOP | 2018年夏の城巡り

COMMENT

COMMENT POST















管理者にだけ表示

 ← 企画展『小野崎一族と薩都神社』 | TOP | 2018年夏の城巡り

周辺地域のイベント情報

PROFILE

CATEGORY

ENTRIES

COMMENTS

TRACKBACKS

北海道道南

陣屋と台場

[改訂版]
1500円(送料込)