TOP > CATEGORY > 本のご案内
TOP | NEXT

リストマーク 中世の善哉公社 武士の恩賞給付システム 

2019年09月20日 ()
1908221.jpg 戎光祥選書ソレイユ005
『中世武士の勤務評定』 松本一夫著
            戎光祥出版 2019年 1800円

本書の構成は、
 第一部 参陣から恩賞給付までの流れ
 第二部 軍勢催促・軍功認定・恩賞給付の再検討
 第三部 南北朝期の戦闘の実像に迫る
となっている。

第一部では、参陣から恩賞給付までにどのような書類が交わされるかを順を追って解説している。
  軍勢催促状を受け取る
  着到状提出→着到帳記載→承認を受けた着到状返却
  軍忠状提出→承認を受けた軍忠状返却
  挙状
  感状
  申状
  充行状
という書類上の手続きが必要になるようだ。軍功認定の手続きのために官僚システムが作られて、恩賞のためとはいえ手続きを辿っていく面倒くささに辟易してしまったことだろう。落語の善哉公社を思い出してしまう。
また、ウモさんの名曲「境目哀歌」の3番に、
   俺にかかわり無い軍 先方衆をやらされて
   敵の鉄砲で傷負った 兵も沢山失った
     だのによ恩賞は 感状一枚これっきり
     やってられない やってられない 境目の領主
という歌詞がある。感状を出してもらえるまでも長かっただろうが、その後、所領を手に入れるにはまだまだ道は険しそうだ。

第三部では、兵糧、武器と戦闘形態、石、切岸合戦、堀の埋め方、分捕切葉、旗差、野伏、忍者、生虜、陣所、南北朝期の城郭、文書管理、武家の女性の役割、神仏への信仰などについて、短い解説ではあるが面白い内容になっている。

全編を通じて一次史料に基づいた解説になってるので、思い込みを修正して実態が見えてくると思う。
[2019.09.20(Fri) 00:00] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 美浦と周辺地域の中世史講義録の完成 

2019年09月15日 ()
1909091.jpg 平成28年度歴史講座講義録
『史料で探る美浦の中世史』
          美浦村教育委員会 2019年 1500円

 2年前の2017年1月から3月にかけて、美浦村文化財センターで行われた、平田満男先生による3回連続の講義録が完成しました。
  第一講 信太庄を中心に  (17年1月29日)
  第二講 土岐原氏を中心に (17年2月12日)
  第三講 神社寺院を中心に (17年3月5日)

 平田先生は土岐原氏研究の第一人者であるばかりでなく、稲敷地域を中心に各時代の歴史、民俗などに造詣が深く、いかなる疑問にも立ちどころに解決の糸口をいただける、まさにこの地域の生き字引と言える存在です。先生に初めてお会いしたのは、まだお城歩きを始めたばかりの頃で、江戸崎城の場所を聞きに江戸崎町生涯学習課を訪ねた2000年10月16日でした。アポなしの飛び込みにもかかわらず、江戸崎城と土岐原氏と周辺地域の戦国史について1時間以上に渡って詳しく説明をしてくださいました(初めて聞くことばかりだったのでほとんど忘れてしまったのは残念)。それ以来、『図説 茨城の城郭』をはじめ、さまざまの機会でお世話になっています。先生は気さくでお話好きなので、これまでにも機会あるごとにさまざまな話題についてたくさんのお話をしてくださいましたが、いずれもその場で聞いてそれきりになっていることを残念に思っていました。今回、先生の頭の中にある膨大な知識の一部だとしても、連続講義の内容が冊子としてまとめられ、多くの人の目に触れる形になったのは画期的なことだと思います。美浦村文化財センターで購入可能ですので、ご興味ある方は問い合わせてみてください。
  →美浦村文化財センター
      所在地:〒300-0404 茨城県稲敷郡美浦村大字土浦2359
      電 話:029-886-0291
[2019.09.15(Sun) 00:00] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 新刊書『常陸大掾氏と中世後期の東国』 

2019年09月10日 ()
1909071.jpg『常陸大掾氏と中世後期の東国』戦国史研究叢書19
     中根正人著 岩田書院 2019年 7900円

  →岩田書院ホームページ

『続・図説 茨城の城郭』以来、茨城県中世城館跡総合調査委員会その他でお世話になっている中根正人さんの論文集が8月に刊行されました。これまで、論文雑誌や共著書などに収められた重要論文に加え、多数の新稿(*印)を加えた構成になっています。近年、県北を中心とした佐竹氏関連研究に勢いを感じる一方で、めざましい進展に乏しい感のある県南の中世史ですが、名族大掾氏を中心に据え、周囲の諸勢力との関係に目を配っている本書は、高橋修編『常陸平氏』(戎光祥)を補い発展させ、今後の関東中世史研究に於ける存在感を確立していくと感じられます。

目次
序 章 中世後期常陸諸氏研究の現状と本書の構成(*)
第一部 十四から十五世紀の常陸大掾氏
 第一章 中世前期常陸大掾氏の代替わりと系図
 第二章 大掾浄永発給文書に関する一考察ー観応の擾乱期の常陸ー
 第三章 南北朝〜室町前期の常陸大掾氏
 第四章 室町中期の常陸大掾氏
 補論一 「平憲国」再考(*)
第二部 十六世紀の常陸大掾氏とその周辺
 第一章 戦国初期の常陸南部ー小田氏の動向を中心としてー(*)
 補論二 戦国初期の大掾氏ー大掾忠幹の発給文書からー(*)
 第二章 戦国期常陸大掾の位置づけ
 第三章 大掾清幹発給文書の検討ー花押形の変遷を中心にー(*)
 第四章 「南方三十三館」謀殺事件考
 補論三 島清興書状にみる天正十八年の大掾氏と豊臣政権(*)
第三部 中世後期の常陸の諸勢力
 第一章 室町期の常陸小栗氏(*)
 第二章 古河公方御連枝足利基頼の動向
 第三章 十六世紀前半の常陸真壁氏(*)
 終 章 中世後期の常陸大掾氏と常陸国(*)
初出一覧
あとがき
索引
[2019.09.10(Tue) 00:00] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 『図説 鎌倉府 ー構造・権力・合戦』 

2019年08月18日 ()
1908082.jpg『図説 鎌倉府 ー構造・権力・合戦』 杉山一弥編著
                戎光祥出版 2019年 1800円

 鎌倉府は関東中世史、戦国史を見るときの要であるが、その構造、権力関係、歴史は複雑でややこしい。それ故どこから手をつけようかと立ち止まってしまうが、本書はコンパクトな構成で全体を掴みやすくなっている。各項目の記述は短いのでこれだけでは詳細まではわからないが、他書を読むときの副読本としても便利だと思う。
[2019.08.18(Sun) 00:31] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 雨谷昭編修『土浦関係中世史料集』完結  

2019年04月30日 ()
1904301.jpg『土浦関係中世史料集 上巻』 2015年
『土浦関係中世史料集 下巻』 2019年
  雨谷昭編修 土浦市立博物館 各巻2000円

雨谷昭先生が収集・編修された、『土浦関係中世史料集』上・下巻が完結しました。収録されていないのを残念に感じる周辺地域の文書もありますが、「土浦関係」に絞って集めたという意義は大きいと思います。自分の様な文書の読めない者にとっては、ここに収録した667本だけでもとりあえず目を通しなさいと言われている様に感じられました。

土浦市立博物館:土浦市史資料集『土浦関係中世史料集 下巻』を販売しています
[2019.04.30(Tue) 20:45] 本のご案内Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 関東戦国全史~関東から始まった戦国150年戦争 

2019年03月02日 ()
1809271.jpg『関東戦国全史~関東から始まった戦国150年戦争』
       山田邦明編 洋泉社 2018年 950円

第I部 足利氏と上杉氏の時代
第II部 台頭する北条氏と足利・上杉との角遂
第III部 北条氏と諸勢力との軋轢
第IV部 北条諸国の解体と関東戦国の終焉

永享の乱、結城合戦、嘉吉の乱は一言で済まし、享徳の乱の直接の原因になった江の島合戦あたりからいよいよ関東150年戦争が始まる。足利、上杉、北条に加えて、常陸、下野、房総の諸勢力の動向にも満遍なく目が配られているが、それゆえに、登場人物というか登場氏族の数が膨大で、数回読み返して分かったつもりになっても、数日すると記憶がリセットされてしまうかのようだ。新書版故の制約ではあるが、巻末の、関連地図、年表、参考文献のページは、字が小さくて老眼には読むのが辛い。ともかく、小型本の中によくこれだけ詰め込んだものだと感じる。関東戦国史の一通りの流れが分かっている場合には、ハンドブック的な使い方が便利なのではないだろうか。
[2019.03.02(Sat) 23:13] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 分国法 

2018年11月15日 ()
1810282.jpg『戦国大名と分国法』 清水克行著 岩波新書 2018年 820円

 戦国大名たちは決して独裁者だったわけではなく、様々なしがらみに苦労していたことがわかる。結城、伊達、六角、今川、武田の分国法を解説。
[2018.11.15(Thu) 00:00] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 竹井英文さんの新著 『戦国の城の一生 つくる・壊す・蘇る』 

2018年09月29日 ()
1809191.jpg『戦国の城の一生 つくる・壊す・蘇る』 竹井英文著
            吉川弘文館 1700円 2018年

 城がいつ誰によって作られたのかというエピソードや華々しく戦った時代についてはこれまでも語られる機会が多かったが、放棄されたり破却されて使われなくなった城や、さらにその後に取り立てられ再利用される城といった、一つの城の一生を辿ることは余程有名な城でなければなかなか難しいことだと感じる。現在私たちの眼の前にある城郭遺構も、築城され、利用され、破却され、廃城となり、古城として記憶の中に残り、再度取り立てられ、再度利用され、再度破却され、再度廃城となり、再度古城として記憶の中に残り、あるいはそれすらも記憶の中から忘れ去られ、、、。そうした城の一生のイメージを頭に置くことで、城として機能していないために記録や文書も残りにくい時期などについても想像力を駆使できる余地が生まれてくるのではないだろうか。本書を読んで、地元に残る、「臼田文書」の江戸崎城開城の一節も現実の光景として蘇ってくるように感じられた。
 文献史学の専門家らしく、さまざまな文書や記録を証拠として揚げながら、並行して現場を踏査される竹井さんらしい、リアリティのあるとても軽快で読みやすい内容の本になっている。
[2018.09.29(Sat) 20:15] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 上総・安房の中世城郭32城を詳述 

2018年08月21日 ()
1808201.jpg『房総里見氏の城郭と合戦』 小高春雄著 戎光祥出版
                  2600円 2018年

 千葉城郭研究会の小高春雄さんの最新著作が刊行された。小高さんは、文化財担当職員としての調査に止まらず、ご自分の時間も周辺地域の城郭調査に費やされ、1991年の『長生の城』以来7冊の調査報告書を自費出版されてきた。本書はそれらの集大成となる内容だとご本人のあとがきにある様に、取り上げられている城郭は32城と多くは無いが、安房、上総地域の重要な中世城郭について詳細に解説がされている。特に、巻頭の総論「里見・正木氏の城郭の特質と変遷」は、地域外の者が房総の歴史を概観するのにもありがたい章になっている。
[2018.08.21(Tue) 13:20] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 山川菊栄が幕末の水戸藩を活写する名著 

2018年02月09日 ()
読みたい本がたくさん有り過ぎてなかなか追いつかないにもかかわらず、山川菊栄の名著といわれる2冊を購入。

1802021.jpg『武家の女性』山川菊栄著 岩波文庫 岩波書店
              1983年 620円
 けむしさんのラジオ番組FMだいご「お城にGO〜」の第4回放送で、節句をキーワードに近世の武家の生活を解説していたゲストの辻川牧子さんが番組の最後に紹介していたので買ってみました。著者の山川菊栄は女性解放運動の先駆者の一人ということは知っていましたが今回はじめて著書を読んでみました。本書は1856年(安政4)生まれの母から直接聞いた思い出話を主として、1819年(文政2)生まれの水戸藩下級武士であった祖父の残した記録や親類などからの聞き書きをまとめたものです。『武家の女性』というタイトルではありますが女性だけでなく、幕末の武家を取り巻く様々な階級の人々の日常がいきいきとまたほのぼのとしたユーモアを交えて描かれていて、これまで読まなかったことが後悔される程の、読みやすく、かつ実に楽しい書でした。加えて、天狗党の乱とその後維新後までも続く抗争についての無慈悲で凄惨な様子も詳しく描写されています。話の流れの本筋ではないのですが、自分に知識が乏しい着物に関する部分を特に確認しながら読むのも興味深いものでした。この書も以下の書も菊栄の母の記憶を元にした聞き書ということで、「時代の空気を感じるにはよい本ですが、正確な記述でない部分が多いです」というご指摘もいただきました。そのことを踏まえた上で、岩波文庫で180頁ほどの薄いものなので、水戸藩、茨城の幕末、武家民俗、などに興味を持つ方々には一読をお勧めしたいものです。

『覚書 幕末の水戸藩』山川菊栄著 岩波文庫
         岩波書店 1991年 1100円
 こちらはついでに買ったのですが、『武家の女性』が母千世からの聞き書きを主体にしたのに対して、本書は祖父延寿の書き残した記録や古老からの聞き書きを主体にしたものなのでしょう。引き続き読んでみようと思います。
[2018.02.09(Fri) 20:59] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 『北海道道南の陣屋と台場 [改訂版]』好評につき増刷しました  

2018年01月21日 ()
1710281.png昨年の11月18日の記事で、自費出版しました拙著 『北海道道南の陣屋と台場 [改訂版]』についてご案内をいたしました。多くの方々のご協力のおかげをもちまして、予想以上のお問い合わせをいただけて一旦在庫が無くなりましたが、この度増刷が完了しました。お問い合わせのほど、引き続きよろしくお願いいたします。
(このブログの右側カラム上からサンプルページをご覧いただけます)
[2018.01.21(Sun) 11:20] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 『北海道道南の陣屋と台場 [改訂版]』 

2017年11月18日 ()
1710281.pngすでにご案内済みですが『北海道道南の陣屋と台場 [改訂版]』が完成しました。試作版だった初版に比べると、全面的にパワーアップ、バージョンアップしました(と思います)。内容は北海道の道南地方に限定ですが、茨城県に縁のある佐竹氏の陣屋なども取り上げてみました。その他、一般書や観光案内には書かれることの少ない情報もありますので、函館旅行をされるお城ファンのみなさまのお役にたつはずです。
 →サンプルページ

ご興味ある方はメールkopyto*mac.comへお問い合わせください(*を半角@へ変える)。
[2017.11.18(Sat) 20:29] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 80箇所以上の陣屋と台場を紹介 『北海道道南の陣屋と台場』 

2017年09月23日 ()
1709092.jpg先日ご紹介した『北海道道南の陣屋と台場』には、右図に示した80箇所の他に、今後の調査の参考用として未確認台場についても掲載してあります。

現在、ほぼ全面改訂中で、この版からは送料込みで1500円でお分けできる予定です。ご興味ある方はメール(kopyto★mac.comの★を半角@へ変えて)でお知らせください。
[2017.09.23(Sat) 00:00] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(2) 見る▼
↑TOPへ


COMMENT

改訂版 拝受 by とら
郵送、ありがとうございました。受け取りました。熱心ですね。更なる進展、期待します。

by ひづめ
飽きっぽい性格なのでやる気になっている時にやってしまわないと機を逸してしまうので。
試作版は破棄してくださって結構です。

コメントを閉じる▲

リストマーク 北海道道南の陣屋と台場についての散策記録集を制作中 

2017年09月09日 ()
1709091.jpg『北海道道南の陣屋と台場』 2017年 

1997年から2007年まで、出張時の休日と夏期休暇を使って歩き回った北海道道南の史跡の中から、幕末の陣屋と台場だけを集めた冊子を作ってみた。初版は少部数のみ製本して道南の知人に目を通していただいている。ご指摘に加えて新情報や新資料といった貴重な情報を頂いたので、それらを参考になるべく早く改訂版を作る予定だ。そしてご希望の方にはなるべく安くお譲りできるようにと考えている。A4版106ページ。
[2017.09.09(Sat) 08:39] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 名城を歩くシリーズの新刊 南東北編 

2017年08月20日 ()
1708191.jpg『東北の名城を歩く 南東北編 宮城・福島・山形』
  飯村均・室野秀文[編] 吉川弘文館 2017年 2500円

出たばかり、というかまだ発売前かもしれない。著者のお一人からの謹呈本が、吉川弘文館より送られてきた。『改訂版・図説 茨城の城郭』でお世話になり献本させていただいたお返しの形になったが、私にしたらわらしべ長者が棚から牡丹餅拾ったようなもので、思いがけない贈り物を頂いた感じだ。

関東に比較して調査環境が格段に厳しい東北各県で、図面を準備するのは大変だろうと思われる。時期的に震災からの復興と並行しての作業ということで、2012年から5年の歳月を必要としたことも頷ける。自分は普段はあまり遠出はできないので東北の城は少ししか知らないが、それでも、2009年に仙台城、岩切城、姫松城、山形城、畑谷城、長谷堂城、中山城、2014年に天童城、東根城などを回ったことがあり、懐かしく感じられた。
本書では3県から66城が選ばれているということだが、ここまで厳選するのはかなり悩ましいことだろう。例えば、宮城県だけでも前川本城クラスの良い城がまだまだたくさんあると聞いているので、ここはやはり常総戦隊ヤブレンジャーのような若干クレイジーな若者を何人か養成して、将来、宮城県だけでも数百城を紹介する本を目指していただきたいと思う。
[2017.08.20(Sun) 00:00] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 国衆ガイド 戦国の視野を広げるキーワード 

2017年07月16日 ()
1707161.jpg『全国国衆ガイド』 大石泰史編 星海社 2015年 1350円

 サブタイトルは「戦国の"地元の殿様"たち」ということで、地元で身近な在地の殿様の名前が、北は青森から南は鹿児島まで514氏並ぶ。例えば、茨城県南だと、大掾氏、江戸氏、小田氏、真壁氏、土岐氏、鹿島氏、宍戸氏、岡見氏、菅谷氏、芹澤氏、烟田氏、笠間氏といったラインナップ。真田氏の物語でも分かるように、各地の国衆の動きが分かると戦国の理解も深まるように思える。新書版にしたのはポケットブック的使い方を想定してのことだろうが、字が小さすぎて年寄りにはちょいと辛い。
[2017.07.16(Sun) 21:24] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 2冊を読んだ感想 

2017年07月07日 ()
1702041.jpgすでに紹介済みの高橋修編『佐竹一族の中世』ですが、ようやく佐竹氏について概観できる本が出たことを感じさせてくれる内容です。学術面が先行しているため、誰でも気楽に読める本とは言えませんが、佐竹研究や佐竹情報普及のエポックになる本だと感じます。

1706021.jpg高橋修・宇留野主税編『鎌倉街道中道・下道』もすでに紹介しましたが、これはお城の分布図の上に中世古道ネットワーク図を描いた透明なレイヤをかぶせた様に見えてくる、読んでいて楽しい、新しい視点の城郭関連本と言えます。

1706251.jpgこれら2冊は、専門家以外の方にもある程度読みやすくなっているので、今後長く読み継がれる本だと思います。さらに私たちの『図説 茨城の城郭[改訂版]』や『続・図説 茨城の城郭』も合わせてお読みいただければ、常陸国の戦国史が縦糸と横糸で紡がれていくのを感じていただけると思います。って、ちょっと我田引水かな。
[2017.07.07(Fri) 17:20] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 古文書学習の気分を盛り上げる 

2017年06月20日 ()
1705281.jpg地元の古文書講座に参加して3年が経った。近世、幕末の文書ならば少しは読めるようになってきた、と言いたいところだが、日々継続して読み続けるという姿勢ではないので、遅々として進まずという表現が相応しい。それでも、こうした本を読んで時々ブースター的に気分を盛り上げるのもいいだろうと思う。

『戦国文書調査マニュアル』 柴辻俊六著 戎光祥出版 2017年 2400円

 現場で必要な心構えが細かく書かれていて、臨場感溢れる本。文字は読める様にしておいた方が良いみたいなことも書かれていて、読めない人が原本見せてくれと所蔵者を訪ねていくのか?とも思ったが、今後は経験の少ない人が調査に出向くことも増えて行くことを踏まえた手取り足取り指導なのだろう。城館巡りの折に、地元の方々からお話を聞くことも多いが、その様な場合に共通する心構えもあるので、古文書に限らず、フィールドワークのマニュアルとしても参考になる。

『日本史を学ぶための 古文書・古記録訓読法』
     日本史史料研究会監修 刈米一志著 吉川弘文館 2015年 1700円

[2017.06.20(Tue) 13:01] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 茨城県内の中世の道、鎌倉街道に焦点を絞った論考集 

2017年06月05日 ()
1706021.jpg『鎌倉街道中道・下道』 高橋修・宇留野主税編
              高志書院 6000円 2017年

2010年から2014年頃、茨城県で道に関する調査を行っていて、幾つかの関連する展示会、講演会へも出かけて行った。報告書も5冊出ているようだが、本書は県内の中世の道、鎌倉街道に焦点を絞った論考集となっているようだ。

 →高志書院:鎌倉街道中道・下道

近頃書籍や書類の大々的な整理を行っているので、新たな本を買うのに心の敷居が低くなってしまっている。心して厳選厳選、、、。
[2017.06.05(Mon) 00:00] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 新刊『佐竹一族の中世』 

2017年02月04日 ()
1702041.jpg『佐竹一族の中世』 高橋修編 高志書院 3500円 2017年

発行は1月20日だったが、2週間待たされてようやく到着。本書は13本の論文からなり、その配列から佐竹氏の歴史が辿れる様に構成されている。各論文にはトピックスを紹介するコラムが添えられ、関連城館の縄張図も多数紹介されている。佐竹氏に関する本格的な研究書と言えそうだ。

佐竹氏はいまのところ大河ドラマでも、出て来るはずの場面なのに出て来ないマイナー戦国大名に甘んじている。しかし近年、佐竹氏に関連する新史料の発見が話題になったり、私たちの若い友人たちも県北の山間地に次々と城館を発見したり、城址整備や現地踏査会も活発化して来たりと、確実に盛り上がりの機運を見せている。また本書では、城館を抜きにして佐竹氏の解明はありえないと言わんばかりに、『図説 茨城の城郭』その他からも多数の城館関連図版が使われている。間も無く時代は変わると感じる。茨城の戦国史に興味を持つ人は、最後の戦国大大名佐竹氏を一足先に話題にできる特権を既に手にしているのだと思う。
[2017.02.04(Sat) 19:11] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 薮の城を這い回る指南書 

2015年08月02日 ()
1407063.jpg『土の城指南』 西股総生著 学研パブリッシング
              1500円 2014年

 1年前に買ったのに全然読んでなかった。自分がお城歩きを始めた頃は土の城を歩くための参考書といえば『城館調査ハンドブック』くらいしかなかったが、最近はいろいろと情報も増えて便利になった。
[2015.08.02(Sun) 00:32] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(2) 見る▼
↑TOPへ


COMMENT

なんか素晴らしい本 by 50storm
こんな本が置いてあったのですね。

藪城はほんとに容易じゃないので助かります。

by ひづめ
藪城歩きには絶好の一冊だと想像します(ぱらぱらページをめくる程度でちゃんとは読んでいないので断言できない)。「こんな本が置いてあった」というのはどこに置いてあったのでしょうか?

コメントを閉じる▲

リストマーク 『土浦まち歩き学ガイドブック』 

2014年08月08日 ()
1407221.jpg『土浦まち歩き学ガイドブック』 社団法人土浦市観光協会
                 800円 2011年

土浦まち歩き学認定試験のテキストとして作られたもの。第1回試験が2011年3月19日の土曜日に行われるということだったが、自分は時間が取れないのでヨメさんが挑戦した。ところが試験日の1週間前に東日本大震災が発生し6月5日へ延期となる波乱の幕開け。出端をくじかれたかっこうだったが、それでも無事第1回「学士」試験には合格していた。認定試験はその後も毎年行われ、2年目には「修士」試験、3年目には「博士」試験が追加されているが、知らせも無かった様で2回以降は受験していないらしい。

 →「土浦まち歩き学」認定試験(土浦市観光協会)

自分はあいかわらず受験しに行く時間が取れないが、最近土浦について興味が拡がっているので、この機会にテキストを読んで「博士」レベルの知識だけは身につけておこうかと思い購入して来た。本書の内容は無味乾燥という印象だが、カバーイラストはポップでなかなか良い。
[2014.08.08(Fri) 10:38] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(2) 見る▼
↑TOPへ


COMMENT

by 石井です
小学校からずっと劣等生だったせいで、学校の試験問題のようなクイズ形式に、体が拒否反応を起こしてしまい、表紙カバーだけ眺めて、ほとんど未読です。申し訳ありません。知識のご提供よろしくお願いします。

by ひづめ
石井さん

ここで得た知識があちらこちらの知識や体験とシナプスして視野を拡げる助けになるかというと、ちょっと残念な問題集という印象です。でも批判してばかりではなんなので自分で試してから評価するしかないかと思っています。

コメントを閉じる▲

リストマーク 安西水丸さんの遺作 『ちいさな城下町』 

2014年07月19日 ()
1407191.jpg 『ちいさな城下町』 安西水丸著
         文芸春秋 1400円 2014年

3月19日に亡くなったイラストレーター安西水丸さんの遺作。「ぼくの城下町の好みは十万石以下。そのくらいが一番それらしい雰囲気を今も残している」なんて、思わず「そうでしょうそうでしょう」と相づちを打ってしまう。全国20の城下町の街歩きエッセー。お城と城下町のディープな話を期待すると肩すかしを食らう。まぁ、水丸さんの絵のタッチからディープは期待しないか。

本書で紹介されている20の城下町の中で自分が知っているのは土浦城(土浦市)と忍城(行田市)だけだが、特に土浦の城下町について、これまで全く知らない人がこれを読んだと想像すると、けっこう魅力を感じてくれるんじゃないかと期待できる。
[2014.07.19(Sat) 19:04] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(2) 見る▼
↑TOPへ


COMMENT

by 石井です
土浦を城下町だと知らない人も多いから、日本を代表するイラストレーターの水丸さんがお墨付きをくれて、古絵図まで激賞してくれて、勇気がわいてきました。

by ひづめ
意外に古い建物が点在している理由として「予科練などがあったためB29も近寄らなかったのかもしれない」」というのは随分とんちんかんな推測で、予科練のお膝元阿見は空爆を受けて悲惨な状態になりましたよね。

それはともかくとして、最大級の讃辞を頂いた「土浦古絵図」を求めて沢山の人が遊びに来てくれると良いですね。

コメントを閉じる▲

リストマーク 『絵と伝聞 土浦の里』と『霞ヶ浦風土記』 

2013年11月13日 ()
1311131.jpg私家版『絵と伝聞 土浦の里』
   絵 佐賀進 文 佐賀純一 6800円 1981年
新装版『霞ヶ浦風土記』 文 佐賀純一 絵 佐賀進
   常陽新聞社 2800円 2002年

『絵と伝聞 土浦の里』は昔から欲しかった本なのだが、水戸のとらや書店で意外に安かったので買ってしまった(4200円)。新装版『霞ヶ浦風土記』は美浦村図書室で借りてきた。この本は初版も含めて過去にもう何度借りたことか。

新装版『霞ヶ浦風土記』を読みながら、どうして日本人はこういうものを失ったことに頓着しないのだろうか、あまりに諦めが良すぎるのではないか。土浦や霞ヶ浦周辺に再生への希望があるとして、どのようなモデルを創造するのか、なにかヒントになる様なものはないものだろうかと、最近知り合った石井一彦さんに問いかけたりした。そして、美浦村や土浦や霞ヶ浦に絡めて自分の好きな書籍や映画を紹介しながら、改めて自分も欲しくなってしまったと言うわけだ。

『新葛飾土産』で「貧困から抜け出したことは、大変な成果だけど、それと引き替えに多くの大切なモノを失ってしまった」と石井さんは書かれていたが、私もそう思う。そしてその上で、失うべきではなかったものを手放してしまったことへの反省や負い目をもっと感じるべきなのではないかとさえ思うのだ。
[2013.11.13(Wed) 21:03] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(2) 見る▼
↑TOPへ


COMMENT

身近な出来ることから by 石井一彦
若い頃は大風呂敷広げて、目の前の現実からかけ離れたことばかり考えていましたが、いまは身近な暮らしの中で、出来ることから、脱産業化してみよう。お金を出せばたやすく手に入ってしまうモノやコトを、あえて人の手を借りてやってみたり、ずっとそんなことばかり考えていろいろやっています。

by ひづめ
街の生活をしているといろいろなことで気が紛れて昔のことなど敢て持ち出さなくても日々が過ぎて行くのかもしれませんが、田舎暮らしをしているとふとした景色でも遠い過去から引き継がれて来た時間の凝集だということに気づかされることも多いです。街暮らしと田舎暮らしの両方を知っているから余計そのように感じるのだと思います。

それなりの歳になって来たこともあって、最近、身近なところでも病気や死亡の話が続いています。定年になってからとか時間に余裕ができたらという考えは捨てて、今やりたいことがあるならば今やり始めようというのをモットーにやっていこうと思っています。

コメントを閉じる▲

リストマーク 『「山本菅助」の実像を探る』 土浦城にも縁 

2013年07月02日 ()
1307021.jpg『「山本菅助」の実像を探る』
   山梨県立博物館・編集 海老沼真治・編
      戎光祥出版 3600円 2013年

本書は3年前に山梨県立博物館で行われたシンボル展『実在した山本菅助』シンポジウム『山本菅助 再考』の成果をまとめたもの。近世の土浦城の普請に4代目山本菅助晴方が係わった事などが明らかになるなど、茨城県南の城郭研究にとっても画期的な新発見があった。
[2013.07.02(Tue) 15:45] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 青木更吉<房総の牧>8部作 

2012年10月06日 ()
121006.jpg青木更吉先生は、私の敬愛する師匠のお一人。『小金牧 野馬土手は泣いている』『佐倉牧 続・野馬土手は泣いている』を読んだ時からその世界へ引き込まれてしまったことは、このブログで幾度も書いて来た。2006年の年末に初めてお会いして以来、新しい本を出されるとすぐにご送付いただくということが続いている。今年79歳になられるが、お礼の電話の向こうから届く声は若々しい。

 →野馬土手の前二作を越える出来映えー青木更吉著『小金牧を歩く』(2004年02月29日)
 →油田牧の野馬土手と捕込(2006年09月24日)
 →青木更吉 野馬土手シリーズ第4弾『嶺岡牧を歩く』(2006年09月30日)
 →「下総小金中野牧跡」文化審国史跡に答申 牧場の指定は全国初(2006年11月19日)
 →憧れの青木更吉先生にお会いする(2006年12月20日)
 →南三里塚 取香牧五十石の捕込(2007年10月02日)
 →流山の野馬土手(2012年03月26日)

青木先生は地元にあった近世の牧をテーマに、最初は物証・遺構としての野馬土手の悉皆調査に始まり、次には牧の歴史についての調査、その中からトピックスとして将軍鹿狩りと水戸家鷹狩りの詳細、維新後の牧で展開された新田開墾の顛末まで、下総の近世から近代の始まりまでをその地に暮らしてきた庶民の視線で書き綴られて来た。この<房総の牧>8部作、偉業だと思う。

小金牧 野馬土手は泣いている      2001年
佐倉牧 続・野馬土手は泣いている    2002年
小金牧を歩く              2003年
嶺岡牧を歩く              2005年
佐倉牧を歩く              2007年
小金原を歩く 将軍鹿狩りと水戸家鷹狩り 2010年
「東京新田」を歩く 東京窮民の下総開墾 2011年
下総開墾を歩く 「東京新田」その後   2012年
以上、いずれも崙書房出版から発行されている。
[2012.10.06(Sat) 21:47] 本のご案内 | Trackback(-) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 『関東の名城を歩く 南関東編』&『同 北関東編』 

2011年11月13日 ()
1111131.png今年の7月に『関東の名城を歩く 南関東編』および『同 北関東編』という本が吉川弘文館から出た。オカちゃんに教えてもらったので、さっそく図書室にリクエストして買ってもらった。2冊組なのでリクエストとしては少々予算オーバーだが、地元の木原城が紹介されている本なので優先的に購入してもらえたようだ。
本が到着してすぐに借りたのだが、忙しさでほとんど読むことが出来ずに一旦返却したため、ここでは内容をご紹介できない。また機会を改めたい。

1111132.pngただ、私たちの『図説茨城の城郭』がどのように扱われているかは気になるところ。概観したところ、いくつかの城郭については縄張図を引用していただき、またいくつかでは参考文献に挙げていただいていることは、たいへん光栄なことだと感じた。

余談だが、編者の峰岸純夫先生は、10月の全国城郭研究者セミナーでの石崎勝三郎さんの「常陸台地上の堀切状遺構」の講演に関して、とても好意的なコメントをされていたことが強く印象に残っている。
[2011.11.13(Sun) 19:12] 本のご案内Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 『実像の中世武士団』北関東のもののふたち 

2010年11月21日 ()
101115.jpg茨城大学と地域連携事業はいろいろと行われているようだが、昨年は常陸大宮市でシンポジウム『よみがえる 戦国の城』を聴講した。それの繋がりで送られて来たチラシの中にこのような書籍の案内があった。
[2010.11.21(Sun) 00:39] 本のご案内Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 『東国の中世城郭』 北海道から静岡までの105城 

2010年07月30日 ()
中世城郭研究会から『東国の中世城郭』という本が出るそうです。さすがに全国組織の中城研、北海道から静岡までの広域に渡って105城を取り上げているとのこと。全体的にマイナーな印象ですが、縄張りが楽しめる城が選ばれているに違いありません。これで価格が2000円とは破格です。発売は7月31日の中世城郭セミナー会場での販売が皮切りになるようです。
[2010.07.30(Fri) 00:00] 本のご案内Trackback(0) | Comments(4) 見る▼
↑TOPへ


COMMENT

Re: 『東国の中世城郭』 by 勘九郎(中世城郭研究会)
発売前からの『東国の中世城郭』のご紹介、ありがとうございます。早耳ですね!
でも、中世城郭研究会は「全国組織」ではありません。地域による会員の制限はしていませんが、毎月第3日曜日の関東での例会に参加できるのは、実際には東京周辺の人に限られてしまいます。
ですから、北海道や静岡には、自費で行っています。その取材費も込みで 2,000 円なら、破格の安さではないでしょうか。(^^)
で、どうでしょう。縄張りはお楽みになれたでしょうか。

by ひづめ
勘九郎さん、こんばんは。
あ、そうか、関東での例会に参加するにはあまりに遠方だと会員に成りにくいですよね。これだけ広域の城郭を取り上げられていたので、つい全国に会員がいるかと思ってしまいました。
この本は装丁が簡易なので安く入手できますが、内容は『中世城郭事典』の別冊と言ってもよいですね。
12月に静岡方面へ行こうかと思っているので、『東国の中世城郭』のどこかを訪ねようと計画中です。そのときに使わせていただきます。

『東国の中世城郭』 残りわずか! by 勘九郎
残部が僅か9冊になりました。もしまだ買っていない方がいらしたら、今のうちです。
ここで宣伝して買ってもらおうというわけではありません。本当に必要な人にお知らせいたします。

by ひづめ
勘九郎さん、こんばんは。

『東国の中世城郭』、もう完売間近なのですね。
『中世城郭事典』に載っている有名なお城はほぼ回ってしまったという方は次はこの『東国の中世城郭』のお城へ足を伸ばされるのもよろしいかと思います。そのような方のお手元に届くと良いですね。

コメントを閉じる▲

リストマーク 異形の曲輪 塙城 『歴史群像』2009年12月号 

2009年11月09日 ()
0911091.jpgオカちゃんからお知らせいただいたのだが、学研の『歴史群像』2009年12月号で阿見町の塙城が詳しく解説されているのでご紹介します。

0911092.jpg見開きの鳥瞰図に解説4ページと、こんな記事を見せられては中世城郭ファンならばきっと現地を見たくなることでしょう。解説文も詳しく、土岐氏を「内海の領主」として捉え、江戸崎・ 竜ヶ崎・木原の賑わいまで想像しています。0911093.jpgまた、これまであまり話題に上ることの少なかった土岐氏の庇護を受けていた鍛冶集団岡沢九郎兵衛についてまで書かれていて、今後この地域が今まで以上に注目されて来そうな予感も感じさせます。参考文献の筆頭に『図説茨城の城郭』が載せられているのはなんとも恐れ多いことではありますが、同時にありがたいことです。
[2009.11.09(Mon) 21:55] 本のご案内Trackback(0) | Comments(3) 見る▼
↑TOPへ


COMMENT

by オカ
さっそく購入されましたか。私はあの復元鳥瞰図に度肝を抜かれましたよ。ありゃ確かに異形の城ですな。

記事にはちょこっと木原城も出てきていますが、どうせなら木原城の方もメインで記事にして頂きたいです。

by ささぴー
 ここのコーナーで茨城でるとは思っていなかった。記事も詳しく好意的ですし、よかったです。
 また、ひづめ様、ご著書、掲載おめでとうございます。

by ひづめ
オカちゃん、ささびーさん
『歴史群像』のご紹介をありがとうございます。
地元の城がこんなに大きく取り上げられていて驚きました。しかし、地元にいると案外こういうものかと思ってしまっているものの中に、改めて評価し直すべき事はあるのかもしれません。全国的に見ても巨大な木原城とか、全国的に見ても特異な分布密度の戦国土塁群とか、塙城だけでなく、他所の方を驚かすものはけっこうありますね。

コメントを閉じる▲

TOP | NEXT

周辺地域のイベント情報

PROFILE

CATEGORY

ENTRIES

COMMENTS

TRACKBACKS

北海道道南

陣屋と台場

[改訂版]
1500円(送料込)